転がるイシあたま

医療系の雑談ブログです

赤緑の差別

 むかしむかしあるところに「赤色人」と「緑色人」が一緒に住んでいる国がありました。そこでは、国王が赤色人の時代には緑色人が差別され、緑色人が王になるとこんどは赤色人が差別される、という歴史を繰り返し続けていて、それが当然だと皆は思っていました。「誰がエラいか」は「誰が一番エラいか」によって自動的に決まるものだ、と。
 ところがある日、山の向こうから赤緑色盲の人がこの国にやって来ました。この人は、誰が赤色人で誰が緑色人かの区別ができません。だからきちんと差別ができませんでした。
 すると赤色人と緑色人は「差別以前に区別ができないのは、人として欠陥がある。差別が当然の国で差別をしないのは罪である」とこの人を一番下において一致団結して差別することにしました。
 同じ頃、海の向こうから黄色人がやって来ました。この人は赤の緑の区別はつきましたが、そのどちらが上かはわからず(というか、どうでも良いと思えたので)、きちんと差別ができませんでした。
 すると赤色人と緑色人は「差別ができないとは、人としての欠陥がある。きっと黄色人は人種として劣等なのだ」と一致団結して黄色人を差別することにしました。

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